ゆでてある花咲がに。真っ赤で、殻が堅く、大きなトゲが特徴です。 腹節(通称ふんどし)が三角形のはオスで、メスのは、腹を覆うようにウチワのような形をしています。 産卵前にメスには、甲羅の中に、ゆでるとオレンジ色のかたまりになる内子(卵)と、この大きな腹節部分にブドウ色っぽい外子がつきます。
お店の水槽にいた、生きている花咲がにです。甲羅の色がこんなに違います。 花咲がには、水槽を分けておかないと、一緒にいる毛がになんかを食べてしまうそうです。 しかし、ゆでると目にも鮮やかな真っ赤な色になり、食欲をそそり、その味もかなり美味です。
根室の花咲港に多く水揚げされるところから、この名前で呼ばれています。 店頭のものはほとんどゆでてあり、カニの中では もっとも鮮やかに、濃く真っ赤 な姿が目を引きます。殻が堅く、トゲのきついカニですので、怪我をしないように気をつけて、はさみなどで殻をむいてください。 ここでご紹介した4種類のカニの中では、一番味わいも旨味、甘味も濃く強く、かに好きをうならせる美味しさです。召し上がる時は、レモンを添えますと、いっそう美味しさが引き立ちます。
■ 鉄砲汁がお奨め!沸騰した湯にぶつ切りの活花咲ガニを入れ、沸騰間際に味噌とお豆腐とねぎ、これだけ。 アツアツをすする汁の旨さは格別です。